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[xyzzy:07936] Re: about license



Takashi Okamoto さん、こんにちは。

     [xyzzy:07926] Re: about license
       ( 2001年12月30日(日)17:38:37 )
       というメールへの返事です・・・from shoda T.

 >>いや、フリーソフトウェアは、「ソースを公開されているもの」という定義な
 >>ので、世の中にフリーソフトウェアの間違った考えを広めさせるもの、という
 >>意味で良くないということです。

いわさきさんも書かれてるように、それはあくまでFSFが主張する意味で
しかありませんね。
だいたいが、フリーソフト(ウェア)という名称自体が、FSF以前から
存在してたと思うし、仮にFSFの主張としてのみ存在したとしても、
登録商標になってるわけじゃないので、誰が使おうと勝手だと思いますが?(^^;

このあたりは米国の制度とも密接に関係してるので、制度の違う日本にFSFの
主張がそのまま適応出来るとは限りません。
フリーソフト(ウェア)と言う言い方自体がPDSに対するものですし、完全に
匿名化されてしまうPDSに対して著作権が保留されているのがフリーソフト
だと思います。それ以上の意味は、本来ないはずだと思います。

GPLと言うのはGNUとしての宣言なので、GPLを主張するためには
もちろんFSFに従う必要があります。
亀井さんは、そんな窮屈なことは嫌いなので、亀井流のフリーソフト宣言を
されてるだけだと思います。だから、それをとやかく言う権利はストールマン氏
にはありませんでしょ :-)

記憶があいまいなので、間違ってるかもしれませんが・・・<<識者の訂正歓迎
元々フリーウェアと言う言い方が多かったんですが、某社が登録商標にして
しまったので、フリーソフトって言い方が一般的になったんだったと思います。
ただ、これは米国での話で、商標云々も米国のことだと思います>>いわさきさん
#その某社も今はなかったんじゃないかなぁ。

ストールマン氏がこと日本に関してピリピリするのには訳があります。
元々が「ソフトはただだよ。でもサポートには適切な対価を」というのがFSF
のポリシーです。
ところが日本からはフィードバックもほとんど無く、その上ユーザ数に見合う
だけのサポート依頼が来なかった。日本はタダで使うだけでFSFに対して何の
貢献もない、と言う苛立ちが底流にありました。
この辺りは日本にもFSFをサポートする人が増えて来て、かなり改善されてる
と思いますが、まだストールマン氏の頭の奥にはくすぶってるんでしょうね。

と、ここまで書いてふと思ったんですが、もしかしてストールマン氏は勘違い
してるんじゃないでしょうか?
xyzzy が emacs-like と言うことを、emacs-base であると・・・もしxyzzy
が(GNU)emacs をベースにしているのなら、ストールマン氏の主張は正当です
し納得出来るものです。しかし・・・
xyzzy はたまたま内部言語として lisp を使い、emacs 風なコマンドバイン
ディングとなってますが、emacs とは完全に独立して開発されたエディタです。
lisp もemacs-lisp ではなく、common lispベースですよね。
だからemacsの開発者からとやかく言われる筋はないと思います(^^;

いずれにしても、もしストールマン氏が emacs-like だからと言う理由では
なく、世のGPLではないフリーソフトと宣言してるものを攻撃する気なら
・・・お門違いも甚だしいですね(-.-)
ストールマン氏のGNUマニュフェストが出た時は感激しましたが、その後の
FSFのやり方には必ずしも賛成出来ない部分もあるし・・・第一、本来の
GNUはどこ行ったんだろ?(爆
#GNUは元々unix互換のフリーのOSのはず(^^;)
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  shoda T. (shoda@xxxxxxxxxxxx / GHE00322@xxxxxxxxxxx 庄田隆司)

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