[xyzzy:07922] about license
- Subject: [xyzzy:07922] about license
- From: Takashi Okamoto <toraneko@xxxxxxxxx>
- X-mailer: Mew version 2.1 on Emacs 20.7 / Mule 4.1 (AOI)
はじめまして、おかもとと申します。
ひょんなことから、Richard Stallman に xyzzy を紹介することになったので
すが、xyzzy のライセンスについて彼が矛盾点を指摘しています。
---- 現在の xyzzy のライセンス(と思われる部分) ----
ソフトウェア種別
フリーソフトウェアです。
再配布
再配布は自由におこなって構いません。作者に連絡する必要もありま
せん。再配布に伴う対価は双方の合意の下にてきとーにしてください。
免責
本ソフトウェアを使用もしくは使用できなかったことによる損害に対
する責任は負いかねます。各自の責任において使用してください。
---- end ----
ここで、亀井さんは、フリーソフトウェアをどのような意味でお使いでしょ
うか?
The Free Software Definition (和訳:
http://www.gnu.org/philosophy/free-sw.ja.html) によると、
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「フリーソフトウェア」のフリーは、ユーザがソフトウェアを
実行、コピー、配布、研究、変更、そして改良する自由のことを指しています。
もっと厳密に言えば、「フリーソフトウェア」のフリーとは
そのソフトウェアのユーザに与えられる 4 種類の自由を意味しています。
- 目的を問わず、プログラムを実行する自由 (第 0 の自由)。
- プログラムがどのように動作しているか研究し、そのプログラムに
あなたの必要に応じて修正を加え、採り入れる自由 (第 1 の自由)。
ソースコードが入手可能であることはこの前提条件となります。
身近な人を助けられるよう、コピーを再配布する自由 (第 2 の自由)。
- プログラムを改良し、コミュニティ全体がその恩恵を受けられるよう
あなたの改良点を公衆に発表する自由 (第 3 の自由)。
ソースコードが入手可能であることはここでも前提条件となります。
ユーザが以上で挙げた全ての自由を有していれば、そのプログラムは
フリーソフトウェアです。よってあなたはコピーを、変更、配布手数料の有無
を問わずどこの誰にでも自由に再配布することができるのです。これらのこと
をするのが自由だという内容には、許可を求めたり許可を得るためにお金を払っ
たりする必要が無いということも含まれています。
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ということですが、xyzzy は、ソースコードを公開していません。ということ
は、フリーソフトウェアとは呼べないことになります。このまま放っておくと
Stallman からなんらかの非難を受ける可能性があります。
そこで、ご提案なのですが、
(1) xyzzy のソースを配布し、xyzzy をフリーソフトウェアとする。
(2) 今のままソースを公開せず、「フリーウェア」とする。
としては如何でしょうか?
# 勝手なご提案ですが、個人的には、(1)になるといいな...と思うのですが
以上、よろしくお願いします。
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Takashi Okamoto