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[xyzzy:01011] XML!!



みなさまこんばんは。

最近ますますヒートアップしていますね。
今日も今日とて、30通も読まなあかん!理解できなくても読まな・・・。
と思いましたが、理解できるXMLの話題が多くてほっと一安心。

ところでmwakaharaさんが、
>XMLというルールの中で作ったひとつのアプリケーションがHTMLです。
とおっしゃってますが、それは誤解を招くかと・・・。
多分mwakaharaさんはわかりやすいようにそういったものと思われますが。
正しくは・・・・。
「SGML」というマークアップ言語(タグ付け言語)があります。
そのルールの中の一つが「HTML」なのです。

本当はこの後つらつら書いてみたんですが、説明って難しいですね。
mwakaharaさんは丁寧にわかりやすく書かれててすごいです。
・・・とりあえず書いたので、やっぱりのせときます。

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みなさんになじみのある「HTML」を基本にして話すと、
「HTML」では、ホームページを記述するために、
<BODY></BODY>の中に本文、<BR>は改行、<FONT ...>は字の設定(?)などの
決まりがある言語です。
「SGML」にはそういった決まったタグというものはありません。
たとえば自分が「アドレス帳」を作りたい!とおもったら、
<person></person>を一人として、<name></name>や、<tel></tel>など好きな
タグを作ることができます。
その決まりを設定するのが「DTD」とよばれるものです。
「DTD」には、「<person>の中に<name>、<tel>、<mail>などがある」ということや、
「<name>は1つだけ、<tel>は2つあっても良い」などのルールも書きます。
その「DTD」さえあればアプリケーションが作れます。
たとえばそのアドレス帳アプリケーションは、<name>タグの中身を
名前という欄にMSゴシックの12ポイントの赤い文字で書くかもしれません。
自分で作らなくても、大きな企業、研究機関などが出している
世界標準的な「DTD」も数多くあります。
その一つが「HTML」の「DTD」です。
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ここで力つきました。
これでは申し訳ないので、ゼミでプレゼンした「XMLとSGMLについて」を、
下にはっつけときます。
これまたわかりにくいですが、しかも長いですが。(^^;

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SGML (Standard Generalized Markup Language)
・SGMLとは
 各組織、各文書のための、タグセットを定義する方法を提供する言語
 あらゆる文書の タグセットを定義する方法を提供
・特徴
 世界標準である(ISO標準)
 タグの名前を決めているのではなく、「タグの名前の決め方」のルールである
 文書構造を決めているのではなく、「文書構造の決め方」のルールである 
・構成
 SGML宣言
 DTD
 文章インスタンス
・SGML宣言で決めているルール
 「文書で使用する文字コード体系」を指定する方法
 「タグの区切り子に使用する文字」を指定する方法
 「要素名に使用できる文字」を指定する方法
・DTDで決めているルール
 「使用する要素名」を定義する方法
 「文書の構造」を定義する方法
 以上のようにDTDで様々なタグセットを定義する方法が提供されている。
 このDTDの書き方に従って、世の中の様々な種類の文書のためのタグセットが 作られている。
 (例:マニュアル用DTD、社内文書用DTD、レシピ用DTD etc)
・文章インスタンス
 SGML宣言で指定された文字コード体系を使って、DTDで 定義されたタグセットに従って記述される文書

HTML(Hyper Text Markup Language)
・HTMLとは
 SGMLのDTDによって ホームページ用のタグセットを定義したもの
 HTMLのDTDは、World Wide Webコンソーシアム(W3C)という組織が定義 

XML(Extensible Markup Language)
・XMLとは
 拡張可能なマークアップ言語
 Webアプリケーションのための、SGMLを単純化したサブセット
 (言語としての拡張性・構造・正当性検証といった重要な利点を維持したまま、
  SGMLよりも学習や実装がずっと容易であるように設計)
 HTMLの拡張
・背景(SGMLとHML)
 SGMLより簡単に、HTMLより賢く   

XML(:SGML)
・SGML 
 タグの省略可能 
 いつもDTDを検証する必要がある
 検証方法:
   1.DTDと照合して、省略されたタグを補う
   2.木構造を作る 
   3.アプリケーションに渡す
・XML
 タグの省略不可
 DTDを検証する必要はない
 検証方法:
  1. 木構造を作る
  2. アプリケーションに渡す
       ↓
 データが軽い
 処理が速い
 実装、学習が容易

XML(:HTML)
・HTML
 特徴:
  レイアウトを指定
  タグはあらかじめ決められたものだけ使う
 活用法:
  ブラウザで表示・閲覧
  使い道限られる
・XML
 特徴:
  意味を指定
  タグは自由にカスタマイズできる
 活用法:
  ブラウザで表示・閲覧
  データベースとして利用など、様々な可能性
      ↓
  文書の資産性が高まる
 拡張性が高い
 検証可能
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もし読まれて少しでもわかっていただけたら幸いです。
またもや余計な首つっこみかも・・・。

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 Atsuko.H <atsuking@xxxxxxxxxxxxxxxx>

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