ファイラ

*filer-chdir-hook*

（ファイラでディレクトリが変更されたりすると実行されます。用途不明） 

*filer-chdir-primary-p*

（詳細不明）

*filer-click-toggle-marks-always*

nilなら、ファイラで左クリックしたとき、その位置にカーソルがある場合の
みマークを反転します。
non-nil なら、カーソルの移動とマークの反転の両方を同時に行います。
デフォルトは t です。

*filer-directories*

ファイラのジャンプ用のディレクトリを連想リストで設定します。

使用例：
  (setq *filer-directories*
      '((" [デスクトップ]" . "c:/windows/デスクトップ")
        (" [スプール]" . "c:/spool")))

*filer-drag-and-drop-helper

（詳細不明）

*filer-dual-window*

ミニバッファなどでディレクトリを入力した時に立ち上がるファイラを選択し
ます。 nil なら一画面ファイラ、non-nil なら二画面ファイラが起動します。
デフォルトは nil です。

*filer-eat-esc*

nilなら、モードレスファイラでESCを押しても閉じません。
デフォルトは t です。

*filer-echo-filename*

（途中）
ファイラのステータスウィンドウへのファイル名の表示を制御します。
ファイル名の表示は暇なときに行なっているようです。
  non-nil  暇なときに表示する
  nil      表示しない

*filer-format-comma*

non-nilなら、ファイルサイズをカンマ区切りで表示します。
[共通設定] - [ファイラ] - [ファイルサイズをカンマ区切りで表示(C)] で値を
指定することができます。

*filer-guide-text*

ファイラ下部に表示されるガイドテキストを設定します。

使用例：
  (setq *filer-guide-text*
      '("(A)ttribute  (B)yteCompile  (C)opy  (D)elete  (E)xtract  (F)ind"
        "(G)o  (J)ump  m(K)dir  <L>Cd  (M)ove  re(N)ame"))

*filer-last-command-char*

ファイラにてコマンドを実行した時に最後に入力された文字を示します。

*filer-last-file-mask*

一画面ファイラの初期のファイルマスクをリストで設定します。

*filer-left-window-p*

二画面ファイラを閉じたとき、どちらのウィンドウがアクティブだったかが保存
されます。ファイラ未起動時の値は t です。

  nil     : 右側のウィンドウ
  non-nil : 左側のウィンドウ

*filer-mark-file-size-unit*

ファイラのマークファイルの合計サイズの単位を指定します。
#\B, #\K, #\M, #\G, #\Tの何れかを指定可能です。ただし、例えば#\K
が設定されたとき、サイズが1K未満ならバイト単位になります。デフォ
ルトではnilに設定されています。

使用例：
  (setq *filer-mark-file-size-unit* #\M)

*filer-modal*

ファイラの動作を指定します。

モーダルの場合には、ファイラはエディタとは同期的に動作します。
ファイラ起動中はエディタでの編集は不能です。
モードレスの場合には、ファイラはエディタとは非同期に動作します。
ファイラ起動中にエディタでの編集が可能です。

  t   モーダルで動作させます
  nil モードレスで動作させます

*filer-path-masks*

ファイラのファイルマスクを設定します。

使用例：
  (pushnew '("Microsoft" "*.doc" "*.xls" "*.ppt" "*.sys" "*.bat" "*.ini")
           *filer-path-masks* :test 'equal)

*filer-primary-directory*

二画面ファイラのアクティブな方のディレクトリを示します。
右側か左側かは *filer-left-window-p* の値によって決まります。
ファイラ未起動時は左側のディレクトリを指定できます。

使用例：
  ; [xyzzy:07218]
  ; 常にカレントディレクトリからファイラを起動する。
  (defun foo ()
    (interactive)
    (let ((*filer-primary-directory* nil)
          (*filer-secondary-directory* nil))
      (open-filer)))

*filer-primary-file-mask*

ファイラ左側の初期のファイルマスクをリストで設定します。

使用例：
  (setq *filer-primary-file-mask* '("*"))

*filer-retrieve-icon*

non-nil のとき、ファイラでファイルタイプに応じたアイコンを表示します。
[共通設定] - [ファイラ] - [アイコンをファイルから取ってくる(I)] で値を指
定することができます。

*filer-secondary-directory*

二画面ファイラのアクティブでない方のディレクトリを示します。
右側か左側かは *filer-left-window-p* の値によって決まります。
ファイラ未起動時は右側のディレクトリを指定できます。

*filer-secondary-file-mask*

ファイラ右側の初期のファイルマスクをリストで設定します。

使用例：
  (setq *filer-secondary-file-mask* '("*"))

*filer-show-hidden-files*

ファイラで隠しファイルを表示するかどうかを設定します。
  non-nil  隠しファイルを表示する
  nil      隠しファイルを表示しない

補足：
  xyzzy 0.2.2.246 から利用可能です。

*filer-show-system-files*

ファイラで保護されたオペレーティング システム ファイルを表示するかどうかを設定します。
  non-nil  保護されたオペレーティング システム ファイルを表示する
  nil      保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない

補足：
  xyzzy 0.2.2.246 から利用可能です。

*filer-use-recycle-bin*

ファイラでファイルの削除にゴミ箱を使用するかを設定します。
  non-nil  ファイラで削除したときはゴミ箱行き
  nil      直接削除

*filer-use-shell-file-operation*

ファイラでファイルの移動・コピー・削除をエクスプローラで行うかどうかを設定します。

  non-nil  ファイルの移動・コピー・削除をエクスプローラで行う
           ファイル操作の進捗状況の確認や GUI によるキャンセルができますが、
           Ctrl-g によるキャンセルはできません
  nil      ファイルの移動・コピー・削除を xyzzy で行う
           Ctrl-g によるキャンセルができます

補足：
  xyzzy 0.2.2.251 から利用可能です。

*modal-filer-save-position*

モーダルでファイラを動作させているときの、ファイラ終了時の動作を設定します。

  t   位置を保存します
  nil 位置を保存しません

*modal-filer-save-size*

モーダルでファイラを動作させているときの、ファイラ終了時の動作を設定します。

  t   大きさを保存します
  nil 大きさを保存しません

filer

ファイラを開きます。

  PATH      : ファイラが最初に表示するディレクトリを指定します。
  ALLOW-MULTIPLE-SELECT-P
            : ファイルを複数選択可能にするかどうかを指定します。
  CAPTION   : ファイラのウィンドウのタイトルを指定します。
  DUAL-WINDOW-P
            : 二画面ファイラで開くかどうかを指定します。
  MODELESSP : モードレスダイアログでファイラを開くかどうかを指定します。
              モードレスの場合には編集しつつファイラを表示できます。

選択結果を多値で返します。

  最初の戻り値はユーザが選択したファイルのリストを返します。
  次の戻り値はOKボタンを押したらt、CANCELボタンを押したらnilを返します。

使用例：
  ;;; multiple-value-bindでファイルを受け取る。
  (multiple-value-bind (files bool)
       (filer "c:/" t "title" nil)
       (when bool
         (msgbox "~{~S~%~}" files)))
  => :ok

filer-calc-directory-byte-size

ファイラにて選択したディレクトリのファイルサイズの合計を計算します。

filer-calc-directory-size

ファイラにて選択したディレクトリのディスク使用量を計算します。

filer-cancel

ファイラを閉じます。
「閉じる」ボタンや「キャンセルボタン」を押したときと同じ効果が得られます。

(defun filer-cancel ()
 (filer-close nil))
と定義されています。

filer-clear-all-marks

ファイラにてマークを全て解除します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-close

ファイラを閉じます。

  RESULT : モーダルファイラの場合、関数filerの戻り値に影響を与えます。
           （詳細不明）

filer-context-menu

ファイラにてコンテキストメニューを表示します。

filer-count-marks

ファイラにてマークされたファイルの数を返します。

  FILE-ONLY-P        : ディレクトリも対象にするか
             nil         ディレクトリも対象にします
             non-nil     ファイルだけを対象にします
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します。
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-current-file-directory-p

ファイラにてカーソル位置のファイルがディレクトリかどうかを判定します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-current-file-dot-dot-p

ファイラにてカーソル位置のファイルが親ディレクトリを示す ".." 
であるかどうかを判定します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-demand-reload

（詳細不明）

filer-dual-window-p

ファイラが二画面ファイラかどうかを判別します。

filer-forward-line

ファイラにてカーソルを次の行に移動します。

  ARG                : 指定行数移動します
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-forward-page

ファイラにてカーソルを次のページに移動します。

  ARG                : 指定ページ数移動します
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-get-current-file

ファイラにてカーソル位置のファイルのパスを返します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-get-directory

ファイラにて現在表示しているディレクトリのフルパスを取得します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-get-drive

ファイラにて現在表示しているドライブを取得します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-get-mark-files

ファイラにてマークされたファイルのパスをリストの形で返します。

  FILE-ONLY-P        : ディレクトリも対象にするか
             nil         ディレクトリも対象にします
             non-nil     ファイルだけを対象にします
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-get-sort-order

ファイラにおけるファイルの表示順を返します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-get-text

一画面ファイラにて上部のファイル名の欄に書いてあるテキストを返します。

filer-goto-bof

ファイラにてカーソルをウィンドウの先頭に移動します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-goto-eof

ファイラにてカーソルをウィンドウの最後に移動します。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-goto-file

ファイラにてファイル名が STRING の位置にカーソルを移動します。

  STRING  : 検索するファイル名
  START   : 検索を開始する位置
     nil      先頭から
     t        現在位置から
     それ以外 現在位置の次から
  REVERSE : 探す方向
     nil      前方向
     non-nil  後方向
  WILD-P  : ワイルドカードを有効にするか
     nil      無効
     t        有効
     それ以外 有効かつ先頭一致(末尾に"*"を補う)

filer-isearch

ファイラにてインクリメンタルサーチによるカーソル移動を行います。

  CHAR               : 検索する文字。nil の時は入力されたキーを検索します。
  NO-WRAP            : 最後までいったら、最初に戻るかどうか
             nil         戻らない
             non-nil     戻る
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-left-window

二画面ファイラにて左側のウィンドウをアクティブにします。

filer-left-window-p

二画面ファイラにて現在アクティブなウィンドウが左側のウィンドウか判別します。

filer-mark

ファイラにてカーソル位置のファイルをマークします。

  FILE-ONLY-P        : ディレクトリも対象にするか
             nil         ディレクトリも対象にします
             non-nil     ファイルだけを対象にします
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-mark-all

ファイラにて現在表示しているディレクトリにあるファイル全てをマークします。

  FILE-ONLY-P        : ディレクトリも対象にするか
             nil         ディレクトリも対象にします
             non-nil     ファイルだけを対象にします
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-mark-match-files

MASK の示す条件を満たすファイルを全てマークします。

  MASK               : マークするファイル名の条件
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-modal-p

ファイラがモーダルか判別します。

filer-modify-column-width

ファイラにおけるそれぞれのカラムの幅を変えます。

  N                  : 変更するカラム
             0           ファイル名
             1           サイズ
             2           更新日時
             3           属性
  D                  : 変更量
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-read-char

ファイラにてキーボードからの入力を読み込み、文字を返します。

filer-reload

ファイラの画面を更新し、最新の状態にします。

  MASK               : 表示するファイルの条件を指定します
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-right-window

二画面ファイラにて右側のウィンドウをアクティブにします。

filer-scroll-left

ファイラにて左方向にスクロールします。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-scroll-right

ファイラにて右方向にスクロールします。

  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-set-directory

ファイラにて表示するディレクトリを DIRECTORY に変更します。

  DIRECTORY          : ディレクトリを指定します
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-set-file-mask

ファイラにて表示する条件を指定します。

  MASK               : 表示する条件
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-set-text

一画面ファイラのファイル名の欄に STRING をセットします。

filer-sort

ファイラにおけるファイルの表示順を変更します。

  ARG                : 表示順を指定します
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-subscribe-to-reload

ファイラにて PATH を表示しているウィンドウを更新し、
最新の状態にします。

  PATH            : パスを指定します
  SUB-DIRECTORY-P : PATH のサブディレクトリを更新対象にするか否か
          nil         更新しない
          non-nil     更新する

filer-swap-windows

二画面ファイラにてもう一方のウィンドウへフォーカスを移します。

filer-toggle-all-marks

ファイラにて現在のディレクトリの全てのファイルについてマークされた状態と
されていない状態を反転させます。

  FILE-ONLY-P        : ディレクトリも対象にするか
             nil         ディレクトリも対象にします
             non-nil     ファイルだけを対象にします
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-toggle-mark

ファイラにてカーソル位置のファイルについてマークされた状態とされていない
状態を反転させます。

  FILE-ONLY-P        : ディレクトリも対象にするか
             nil         ディレクトリも対象にします
             non-nil     ファイルだけを対象にします
  SECONDARY-WINDOW-P : 対象とするウィンドウを指定します
             nil         現在アクティブなウィンドウ
             non-nil     現在アクティブでないウィンドウ

filer-viewer

ファイラにてカーソル位置のファイルの最初の方を見ることができます。

open-filer

ファイラを開きます。[C-c C-f]
filerのinteractive版です。