[xyzzy:04188] Re: PDIC
- Subject: [xyzzy:04188] Re: PDIC
- From: Rikimatsu Miura <mila@xxxxxxxxxxxxx>
- X-mailer: AL-Mail32 Version 1.10
pdicのヘルプに記載の一般辞書操作に関するコマンドを送ります。
実は、XYZZYの辞書機能でチベット語の辞書を使おうとしたところ、辞書のコンバートで
チベット語の単語で単語の先頭または、単語の中または末尾に使用する「'」を読み飛ば
してしまうようなので以下のような単語の検索ができなかったのでPDICを呼び出せない
かと思い問い合わせしました。
「'GRO BA」
項目 Open 辞書ファイル名リスト
POKEパラメータ-----------------
1.現在オープンしている辞書を使用する
パラメータ無し
注 : PDICW.EXEが辞書をオープンしていない場合はエラー
注 : PDICW.EXE本体は通常通り使用できるようになっていますが、使用しない
で下さい。キー操作によっては一般保護例外が発生します。
2.辞書ファイル名リストによる指定
filename1 filename2 ...
ファイル名の先頭に ^ を付けると、登録・修正禁止
例:"C:\PDIC\USER.DIC ^C:\PDIC\DIC9403.DIC"
DIC9403.DICは登録・修正禁止
注:指定されたファイルのうち、どれか一つでもすでにオープンされていると
エラー
※一番最初に指定した辞書がユーザ辞書になります
Open中でも、ユーザ辞書を変更できます。-> Select項目
3.辞書グループ番号よる指定(*)
-n
例:"-1"
グループ番号1番を使用する
注:すでに他のDDEチャネルでオープンされているとエラー
すでに同一辞書グループがオープンされていた場合、Closeを実行し
てもクローズされません。
4.辞書グループ名による指定
/[name]
例:"/サンプル"
注:すでにPDICW.EXEや他のDDEチャネルでオープンされているとエラー
項目 Close すべての辞書のクローズ
POKEパラメータ-----------------
1.Open項目でオープンした辞書をクローズする
パラメータ無し
注:ただし、Open項目の1.でオープンした場合はクローズされない
REQUEST戻り値-------------------
項目 Config 検索の設定
{}内はデフォルト
特に指定がない限り大文字小文字の区別は無し
POKEパラメータ-----------------
設定項目 設定方法 デフォルト
大文字・小文字の区別 c[+|-] {c-}
正規表現検索 r[+|-] {r-}
曖昧検索 f[+|-] {f-}
使用する正規表現DLL d1 : JRE.DLL {d1}
d2 : REXP.DLL
検索対象 w[+|-] {w+}
j[+|-] {j-}
e[+|-] {e-}
単語レベル制限 l[n1-n2] {l0-15} =なし
検索結果の出力先 o0 : 出力しない=peekで取得 {o0}
o1 : クリップボードへ
o2['filename'] : ファイルへ(ファイル名は必ず ' で囲むこと)
出力形式 t0:PDICテキスト形式t1:CSV形式t2:1行テキスト形式t3:ユーザ
形式(Format項目も必ず指定してください) {t0}※注意PDICテキスト形式でのレベ
ルは<>で囲まれた*の個数で表します。この形式はユーティリティーで扱われるものを拡
張されているので注意して下さい。
検索結果内容 v[1|2|4|8] : 英単語[1],日本語訳[2],用例[4],レベル[8] {v7} =
レベル以外全て
英単語登録時の指定
設定項目 設定方法 デフォルト
全角>半角変換 z[+|-] {z+}
日本語訳と用例の" / "による区別 y[+|-] {y+}
省略表記など
c- r- f+ w+ j+ => cr-fwj+ (同じ指定はまとめられる)
r => r+
d+ => d1
d- => d0
例:"r+ d1 wj+ l1-3 o1 v3" ==> "rdwj l1-3 o1 v3"でも同じ
正規表現検索(JRE.DLL)
検索対象:英単語、日本語訳
単語レベル制限1-3
検索結果の出力はクリップボードへ
検索結果内容は日本語訳と用例
REQUEST戻り値-------------------
注:2回目以降の設定はDDEチャネルをクローズするまで直前の設定が
そのまま残っています。
※検索中にこれらの設定は変更できません(?)
影響を受ける項目
Search (すべて)
Find ( otv のみ )
項目 Format 出力形式 - ユーザ定義の形式)
POKEパラメータ-----------------
テンプレート文字列(詳細設定検索で使用するユーザ定義テンプレートと同一
です)
例: $w\n$j / $e\n
項目 Select 操作対象の辞書指定
POKEパラメータ-----------------
1.辞書番号による指定
-n 辞書番号は 1 から
例:"-1,2"
-a とするとすべての辞書が対象となります。
2.ファイル名による指定 (*)
filename1 filename2 ...
例:"USER.DIC PDIC.DIC"
※パス名は必要ありません。ただし、同一ファイル名がある場合は明示的に指
定して下さい。
また、省略は判別が可能な限りできます。上記の例を省略型にすると
例2:"U P"
それぞれのファイル名の頭文字で区別できるので可能。
もし同じファイル名があった場合は、最初に存在する辞書の方が優先されま
す。
例:PDIC1.DIC PDIC2.DIC があった場合、
"P P" だと、PDIC1.DIC のみの指定とみなされる。
※ファイル名が一致しない場合は無視されます。(エラーとなりません)
※-2,a などのように、重複する指定があった場合、or となります。
つまり、この場合 -a と同様です。
この指定は無意味のように見えますが、ユーザ辞書を変更するときは
この方法が一番簡単です。
-2,a を省略して、-2a でも可能です。
このConfigの設定による影響を受ける項目
Search
Find
ForwardSearch
Delete
以下は影響を受けますが、若干動作が異なります。
Record 辞書指定で一番最初にある辞書(=ユーザ辞書)へ登録されます。
-a の場合は、最初に設定されたユーザ辞書へ登録されます。
REQUEST戻り値-------------------
項目 Search 検索文字列の設定/取得
指定した文字列をSelectで指定した辞書から探します。
検索対象はConfigの検索対象で指定した文字列で検索します。
この項目は辞書全体から検索するので時間がかかります。
もし、指定した文字列で始まる英単語を検索したい場合は
FindまたはForwardSearchを使用して下さい。
POKEパラメータ-----------------
検索文字列
返り値 : 内容
0 : 見つからない、またはエラー(→GetErrorCode)
1 : 見つかった
検索文字列を省略すると、前回の検索の次に一致するものを返します。
REQUEST戻り値-------------------
検索結果(Config項目で指定した形式)
項目 SearchAll 検索文字列の設定/取得 [0.13]
Selectで指定した辞書からすべての単語を列挙します。
POKEで検索開始を指示し、REQUESTで検索結果が得られます。
POKEパラメータ-----------------
パラメータ無し
返り値 : 内容
0 : エラー
1 : 正常(検索準備完了)
REQUEST戻り値-------------------
検索結果(Config項目で指定した形式)
見つからない場合は、空白の文字列を返します。
項目 Find 英単語の検索
指定した文字列で始まる英単語を検索します。
大文字・小文字は区別されます。
この検索はSearchと異なり高速です。
POKEパラメータ-----------------
検索文字列
返り値 : 内容
0 : 見つからなかった.または、エラー(→GetErrorCode)
1 : 見つかった
REQUEST戻り値-------------------
検索結果(Config項目で指定した形式)
項目 ForwardSearch 前方一致検索の設定 取得
指定した文字列で始まる英単語を前方一致検索します。
大文字・小文字は区別されます。
POKEパラメータ-----------------
検索文字列
返り値 :
0 : 見つからなかった.または、エラー(→GetErrorCode)
1 : 見つかった
検索文字列を省略すると、前回の検索の次に一致するものを返します。
REQUEST戻り値-------------------
検索結果(Config項目で指定した形式)
項目 Record 英単語の登録/修正
POKEパラメータ-----------------
PDICテキスト形式(英単語と日本語訳の区切りに TAB を使用しても良い)
※既に登録されていた場合は、上書きされます。
※Config項目の全角半角変換、訳 / 用例区別の設定の影響を受けます
返り値:登録結果
1 : 成功
0 : 失敗(→GetErrorCode)
REQUEST戻り値-------------------
項目 RecordDialog 日本語訳入力ウィンドウを開き、単語を登録する
POKE-------------------------
POKEを行うと、日本語訳入力ウィンドウが開きます。
POKEに渡すパラメータには日本語訳入力ウィンドウで表示する英単語を指定します。す
でに登録されている単語を指定した場合は、その登録内容が表示されます。また、すで
に登録されている単語が複数の辞書にある場合は辞書選択のダイアログボックスが表示
されます。
項目 RecordSelDialog 日本語訳入力ウィンドウを開き、単語を登録する(辞書選択付き)
POKE-------------------------
POKEを行うと、登録先辞書の選択のダイアログを表示語、日本語訳入力ウィンドウが開
きます。
POKEに渡すパラメータには日本語訳入力ウィンドウで表示する英単語を指定します。す
でに登録されている単語を指定した場合は、その登録内容が表示されます。
項目 DialogPoint ダイアログボックスの表示座標位置を指定する (*)
POKE-------------------------
スクリーン座標をX, Yで与える。10進数で、XとYをカンマで区切る。
例:123,234
REQUEST戻り値-------------------
なし
項目 Delete 英単語の削除
POKEパラメータ-----------------
削除したい英単語
Selectで指定した辞書から削除されます。
削除される辞書にRead Only辞書があってもエラーになりません
返り値:削除結果
1 : 成功
0 : 失敗 (パラメータに誤りがあるときのみ)
REQUEST戻り値-------------------
項目 GetWord 最後に見つかった英単語のみを返す
POKEパラメータ-----------------
REQUEST戻り値-------------------
英単語
項目 GetJapa 最後に見つかった日本語訳のみを返す
POKEパラメータ-----------------
REQUEST戻り値-------------------
日本語訳
項目 GetExp 最後に見つかった用例のみを返す
POKEパラメータ-----------------
REQUEST戻り値-------------------
用例
項目 GetLevel 最後に見つかった単語レベルのみを返す
POKEパラメータ-----------------
REQUEST戻り値-------------------
単語レベル(0〜15)
項目 SetLevel 単語レベルを設定する
POKEパラメータ-----------------
単語レベル(0〜15) [英単語]
必ず先頭に 0〜15の単語レベルを置き、その次に半角スペースを置いた後、英単語を
記述します。ただし、この英単語を省略すると、最後に見つかった英単語とみなしま
す。
これ以外の形式を与えるとエラーになります。
以前のバージョンとの互換性を考え、単語レベルと英単語の間に半角スペースが無くて
も一応正常に動作しますが、数字で始まる英単語があるとその文字が単語レベルの一部
であると誤認識する可能性がありますので、必ず半角スペースを空けてください。
例:
2 English
Englishという単語のレベルを2にします。
変更先の辞書はSelect項目の指定によります。
変更先の辞書が書き込み禁止などでエラーが発生してもエラーを返しません。
英単語を省略したときに最後に見つかった英単語がない場合はエラーになりません
(?)。
返り値:
0 エラー
1 正常(正しく変更できたかどうかはわからない)
REQUEST戻り値-------------------
項目 GetAttr 最後に見つかった単語属性のみを返す
POKEパラメータ-----------------
REQUEST戻り値-------------------
属性
例:
"11" : 暗記必須単語であり、修正単語である
"01" : 修正単語である
項目 SetAttr 単語属性の設定
単語属性(暗記必須マーク、修正マーク)を変更します。
POKEパラメータ-----------------
属性(00)[英単語]
必ず先頭の2文字に属性変更フラグを置き、そのすぐ後ろに英単語を記述します。
1文字目は暗記必須単語のON/OFF、2文字目は修正単語のON/OFFを示します。3文字目
以降は英単語を指定します。もし、英単語を省略した場合は、最後に見つかった英単語
とみなします。
0 リセット
1 セット
^(ハット) 反転する
*(アスタリスク) 変更しない
上記以外の形式を与えるとエラーになります。
例:
"11English" : 暗記必須単語であり、修正単語である
"*1" : 最後に見つかった英単語を修正単語にする
"^*" : 最後に見つかった英単語の暗記必須マークを反転する
変更先の辞書はSelect項目の指定によります。
変更先の辞書が書き込み禁止などでエラーが発生してもエラーを返しません。
英単語を省略したときに最後に見つかった英単語がない場合はエラーになりません
(?)。
返り値:
0 エラー
1 正常(正しく変更できたかどうかはわからない)
REQUEST戻り値-------------------
項目 PopupSearch ポップアップ検索を行う
POKEパラメータ-----------------
検索したい文字列(POKEでポップアップウィンドウが現れます)
REQUEST戻り値-------------------
最後にPopupSearchをしてヒットした英単語。ヒットしていなかったときは、検索した文
字列をそのまま返す。
検索の各種設定は本体の設定に従います。
項目 PopupSearch2 ポップアップ検索を行う(*)
POKEパラメータ-----------------
検索したい文字列(POKEでポップアップウィンドウが現れます)
REQUEST戻り値-------------------
最後にPopupSearchをしてヒットした英単語。ヒットしていなかったときは、検索した文
字列をそのまま返す。
検索の各種設定は本体の設定に従います。
PopupSearchとの違いは、POKEで指定した文字列の中で2番目の単語を中心に検索しま
す。もし、2番目以外に指定したい場合は、PopupSearchSkipWordsで単語数を指定して
ください。もし、指定した語数より検索語数が少ない場合は、最後の語を中心に検索し
ます。
※中心に検索というのは、たとえば、take offをPOKEしたとき、offとtake offがヒット
します。(takeはヒットしません)現在そのように動作しない?
項目 PopupSearchPoint ポップアップ検索の表示位置を指定する
POKEパラメータ-----------------
スクリーン座標をX, Yで与える。10進数で、XとYをカンマで区切る。マウスカーソル位
置に出したいときは、空文字を与える。
例:123,234
REQUEST戻り値-------------------
なし
項目 PopupSearchConfig ポップアップ検索の設定を行う(*)
POKEパラメータ-----------------
特に指定がない限り大文字小文字の区別は無し
設定項目 設定方法 デフォルト
PopupSearch,PopupSearch2でヒットしない場合の処理 h0 : 候補一覧メニュー表示
h1 : 単語登録へh2 : すぐに戻る(PopupSearch,PopupSearch2でのREQUEST戻り値は空文
字になる) h0
REQUEST戻り値-------------------
なし
項目 PopupSearchDialog ポップアップ検索の設定ダイアログボックスを表示(*)
POKEパラメータ-----------------
ポップアップ検索設定のダイアログボックスを表示します。パラメータは表示座標
(PopupSearchPointと同じ)。
例:123,234
REQUEST戻り値-------------------
なし
項目 PopupSearchWindow ポップアップ検索ウィンドウをポップアップする(*)
POKEパラメータ-----------------
REQUEST戻り値-------------------
なし
項目 SpellCheck スペルチェックを行う (*試験的にサポート)
POKEパラメータ-----------------
スペルチェックを行いたい文字列を与えます。現在開いている辞書から登録されていな
い単語を探します。文字列は複数の単語でも可能。
文字列から単語の切り出し規則、変化形の処理は現在のポップアップ検索の設定に従い
ます。
大文字で始まる単語は無視されます。(将来オプションで対応するかも?)
REQUEST戻り値-------------------
POKEで与えた文字列のうち、辞書に登録されていない単語があった位置を返す。先頭位
置は 0。
すべての文字列が辞書に登録されている場合は、空文字を返す。
REQUESTを続けて行うと、登録されていない単語の次から検索を開始し、次の未登録単語
の位置を返す。
項目 SpellCheckLength SpellCheckで該当単語が見つからなかったときの単語の長さを
返す
POKEパラメータ-----------------
なし
REQUEST戻り値-------------------
見つからなかった単語の長さ
項目 SpellCheckConfig スペルチェックの動作設定 (*)
POKEパラメータ-----------------
設定項目 設定方法 デフォルト
スペルチェックで該当単語が無い場合の動作 h0 : PDIC側で用意されたダイアログ
ボックスを表示するh1 : すぐに戻る - SpellCheckでREQUESTを行うと、SpellCheckの
POKEで行ったスペルチェックで、見つからなかった単語の位置を返す。単語の先頭はゼ
ロ。 h0
REQUEST戻り値-------------------
なし
項目 GetErrorCode エラーコードの取得 (*)
Dictionaryトピックで発生した一番最後のエラー内容を番号で返します。
POKEパラメータ-----------------
REQUEST戻り値-------------------
項目 GetErrorMessage エラー文字列の取得 (*)
Dictionaryトピックで発生した一番最後のエラー内容をメッセージ文字列で返します
POKEパラメータ-----------------
REQUEST戻り値-------------------
項目 FastMode 高速モード (*)
POKEパラメータ-----------------
0 : 通常
1 : 高速
※連続して多くの単語を登録する場合、1 にすると登録が速くなります。
※検索は速くなりません。連続して登録(修正・削除も)する場合のみです。
必要な場合のみ高速モードにして下さい。
注意!! すべての登録が終わったら必ず、通常モードに戻すか、辞書を
クローズして下さい。もし、高速モードのままWindowsやPDICWが
こけると、辞書が一部破壊される可能性があります(確率は低いのです
が)。
REQUEST戻り値-------------------
項目 Zen2Han 全角文字を半角文字に変換します (*)
POKEパラメータ-----------------
変換したい文字列
REQUEST戻り値-------------------
変換した文字列
項目 ShowWindow ウィンドウの表示状態を変更する (*)
PDICW本体のメインウィンドウの表示状態を変更します。
ただし、PDICW本体がダイアログボックスを持っているときは変更できません。
POKEパラメータ-----------------
以下の6種類の状態があります。
Hide PDICWを消す(終了はしない?)
Minimize アイコン化する
Restore 元のサイズに戻す
Show PDICWを表示する
ShowMaximized 最大化する
ShowMinimized 最小化する
返り値:
0 : 変更できなかった
1 : 変更できた
REQUEST戻り値-------------------
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三浦 力松
埼玉県志木市幸町1-5-28-701
mila@xxxxxxxxxxxxx
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