メニューのカスタマイズ

Last modified: "2003/09/01 10:45:17"

Table of contents


メニューカスタマイズ用関数

メニューをカスタマイズする関数には、次のようなものがあります。

create-menu 新たに作成した空のメニューを返します。
create-popup-menu 新たに作成したポップアップメニューを返します。
define-menu 固定的なメニューを定義します。
define-popup-menu 固定的なポップアップメニューを定義します。
delete-menu メニューから項目等を削除します。
add-menu-item 新たに作成したメニュー項目をメニューの末尾に追加します。
add-menu-separator セパレータをメニューの末尾に追加します。
add-popup-menu ポップアップメニューをメニューの末尾に追加します。
insert-menu-item メニュー項目を作成しメニューの所定の位置に挿入します。
insert-menu-separator セパレータをメニューの所定の位置に挿入します。
insert-popup-menu ポップアップメニューをメニューの所定の位置に挿入します。
set-menu 指定されたメニューをデフォルトのメニューにします。
use-local-menu カレントバッファにローカルなメニューを設定します。
get-menu 指定されたメニューから、タグ名または位置で検索したメニューを取得します。
get-menu-position メニューの中からタグの位置を検索して返します。
track-popup-menu フローティングポップアップメニューを表示します。

詳細は、リンク先のリファレンスを参照下さい。


標準で提供されているメニュー

xyzzy の標準で提供されているメニューには、次のようなものがあります。 (app-menu.l より。)

*app-menu* 標準ツールバーに表示されるメニュー
*app-popup-menu* マウスの右クリックメニュー
*app-rectangle-popup-menu* 矩形処理用メニュー
*dictionary-popup-menu* 辞書引き用メニュー
*paste-rectangle-popup-menu* 矩形貼り付け用メニュー

カスタマイズして使用しそうなのは、*app-menu*, *app-popup-menu* あたりと思います。


カスタマイズ処理の実行

フックに引っ掛ける

xyzzy 標準のメニューをカスタマイズする場合は、 *init-app-menus-hook* を使って処理を実行します。以下例では、 *app-popup-menu* に「文字変換」を追加します。

(add-hook '*init-app-menus-hook*
          #'(lambda()
              (insert-popup-menu *app-popup-menu* 0
                                 (define-popup-menu
                                   (:item nil "小文字に変換(&D)"
                                    'downcase-selection :modify-any-selection)
                                   (:item nil "大文字に変換(&U)"
                                    'upcase-selection :modify-any-selection))
                                 "文字変換(&M)")))

変数に自分用メニューを格納し、必要に応じて読み込む

あるメニューをそのメニュー単体で呼び出したり、他のメニューに追加したりと、 複数の箇所で使用することがある場合は、変数にメニュー定義を格納しておくと便利です。

例えば、次のようなメニューを定義した場合、

(setq *my-menu*
      (define-popup-menu
        (:item nil "apropos(&A)"       'apropos)
        (:item nil "describe-key(&D)"  'describe-key)
        :sep
        (:item nil "list-function(&L)" 'list-function)
        ))

以下のような設定により、C-x F1 でフローティングポップアップメニューを表示させることができます。

(global-set-key '(#\C-x #\F1) #'(lambda () (interactive)
                                  (track-popup-menu *my-menu*)))

また、以下のような設定により、標準メニューの「ツール(T)」の先頭部分にメニューを追加することができます。

(add-hook '*init-app-menus-hook*
          #'(lambda ()
              (let ((tools (get-menu *app-menu* 'ed::tools)))
                (insert-popup-menu tools 0 *my-menu* "自家用(&I)")
                (insert-menu-separator tools 1)
                )))

関数評価時にメニューを作成する

動的にメニューを作成する関数などでは、その関数の中でメニューを作成したほうが良いかもしれません。 以下の例では、全てのバッファをポップアップリストで表示します。 現在選択されているバッファには、チェックが入ります。

(defun popup-buffer-list ()
  (interactive)
  (let ((menu (create-popup-menu nil)))
    (dolist (buffer (buffer-list))
      (let ((item (buffer-name buffer)))
        (add-menu-item menu nil
                       item
                       #'(lambda () (interactive)
                           (switch-to-buffer item))
                       #'(lambda ()
                           (when (string= item (buffer-name (selected-buffer)))
                             :check)))))
    (track-popup-menu menu)))

いろいろ

標準ツールバーに自分用メニューを追加

「ウィンドウ(W)」の前に「私の(M)」メニューを追加する。

(add-hook '*init-app-menus-hook*
          #'(lambda ()
              (insert-popup-menu *app-menu*
                                 (get-menu-position *app-menu* 'ed::window)
                                 (define-popup-menu
                                   (:item nil "名前1(&A)..." '実行する関数1)
                                   :sep
                                   (:popup nil "グループ1(&B)"
                                    (:item nil "名前2(&C)" '実行する関数2)
                                    ))
                                 "私の(&M)")))

これは、私の使っているメニュー「亀入(K)」の一部です。 → my-kamenu
ファイル名 my-kamenu.l で、site-lisp フォルダに保存し、 初期化ファイルからロードして使っています。山本 泰三さんの favorite.l を参考にさせて頂きました。

(require "my-kamenu")

バッファバーメニューに自分用のものを追加

こんな感じ。

(add-hook '*init-app-menus-hook*
          #'(lambda ()
              (let ((menu *buffer-bar-context-menu*))
                (add-menu-separator menu nil)
                (add-menu-item menu nil "名前1(&A)" '実行する関数1)
                (add-menu-item menu nil "名前2(&B)" '実行する関数2)
                )))

これは、私の使っているメニューです。*buffer-bar-context-menu* を書き換えてしまっています。 → my-buffer-bar-context-menu
ここでは、以下の事をしてます。

ファイル名 my-buffer-bar-context-menu.l で、site-lisp フォルダに保存し、 初期化ファイルからロードして使ってます。

(require "my-buffer-bar-context-menu")

標準メニューの一部をポップアップで表示

favorite.l のメニューを C-x F2 でポップアップで表示します。

(global-set-key '(#\C-x #\F2)
                #'(lambda () (interactive)
                    (track-popup-menu
                     (get-menu *app-menu*
                               (1- (get-menu-position *app-menu*
                                                      *favorites-menu-position*))
                               t))))

おまけ

メニューいらんよなの切り替えスイッチ

M-x toggle-app-menu で、標準ツールバーをトグルします。 [xyzzy:02412](亀井さん)より。 (こんな使い方でいいのかな?)

(add-hook '*init-app-menus-hook*
          #'(lambda ()
              (let ((toggle-app-menu *app-menu*))
                (defun toggle-app-menu ()
                  (interactive)
                  (set-menu (setq toggle-app-menu
                                  (unless toggle-app-menu *app-menu*)))))))

標準メニューをポップアップ表示

標準メニューを消す場合は、こんなことをしておくといいかも。 M-Apps で標準メニューをポップアップ表示します。

(defun popup-app-menu ()
  (interactive)
  (let ((menu (copy-menu-items *app-menu* (create-popup-menu))))
    (track-popup-menu menu)))
(global-set-key #\M-Apps 'popup-app-menu)


[2003/05/22]
・全面かきかえ。

(^_^)