はじめに

Last modified: "2019/01/04 01:26:15"

Table of contents

ほんのすこしだけ。


xyzzy の導入

インストール

GitHubから xyzzy-version.zip を頂き、適当なフォルダ(ここでは、C:\opt\xyzzy)に展開します。 展開したフォルダの中の C:\opt\xyzzy\xyzzy.exeを実行すると起動します。 とりあえずこれだけで使えます。

実行ファイル - xyzzy.exe と xyzzycli.exe

xyzzy の実行ファイルは、xyzzy.exe と xyzzycli.exe の二つがあります。

既に xyzzy が起動している状態で、xyzzy.exe foo.txt すると、 新しく xyzzy が起動して foo.txt が読み込まれます。 対して、xyzzycli.exe foo.txt すると、 既に起動している xyzzy に foo.txt が読み込まれる、 という違いがあります。xyzzy が起動していない状態では、 どちらを使っても同じ動作となります。

詳しくは、xyzzy 付属の doc/README.md を読みましょう。

また、初回起動時はダンプファイルが作成されるので、Please wait a minute です。

環境変数の設定

環境変数 XYZZYHOME は、ぜひとも設定しておくべきです。 とりあえず xyzzy をインストールしたフォルダを設定しておけば、良いでしょう。

Win7 の場合
コントロールパネル→「システム」→「システムの詳細設定」→「詳細」→「環境変数」で設定します。
環境変数設定

初期化ファイルの作成

余力があれば、初期化ファイルを作成し、今後のカスタマイズに備えましょう。 .xyzzy は、エクスプローラからは作成できないので、xyzzy から作成するとイイかもです。 xyzzy で作成する場合は、「ファイル」→ 「新規作成」した後、「名前を付けて保存」すれば良いです。

xyzzy をインストールしたフォルダに、.xyzzy を作成します。 とりあえず空のファイルで構いません。
C:\opt\xyzzy\.xyzzy

次に、xyzzy をインストールしたフォルダにある site-lisp フォルダに siteinit.l を作成します。 こちらも、とりあえず空のファイルで構いません。
C:\opt\xyzzy\site-lisp\siteinit.l

.xyzzy と siteinit.l の違いは...

.xyzzy の場合、処理は若干遅くなりますが手軽に変更することができます。 設定を反映させるには、xyzzy を再起動するだけです。

対して siteinit.l は、ダンプファイルに取り込まれるため、処理は早くなります。 但し設定を反映させるには、ダンプファイルを作成しなおす必要があるため、xyzzy を終了させた後、 Ctrl+Shift を押しながら、xyzzy を起動します。

Sample の使い方

ここにおいてある Sample を使うには、初期化ファイル(のどちらか)に、 コピペして、設定を反映させるだけです。

関数 hoge を実行するには、M-x と打った後に、ミニバッファに hoge と入力し Enter するか、または、適当なキーにバインドして使ってください。 例えばこんな感じ。
ex: 関数 hoge を C-F12 にバインドする。

(global-set-key #\C-F12 'hoge)

Tips

ホームディレクトリ

せっかく環境変数を設定したので。

環境変数 XYZZYHOME で指定されたフォルダは、「ホームディレクトリ」と呼ばれ、 ~/ で表現されます。例えば、

(load-file "C:/opt/xyzzy/.xyzzy")

は、

(load-file "~/.xyzzy")

と書くことができます。

キー操作の表示例

キー操作は、こんな感じで書かれていることが多いのです。

C-v ------- Ctrl を押しながら v を押す。
C-x k ----- Ctrl を押しながら x を押した後、k を押す。
C-x C-c --- Ctrl を押しながら x を押した後、Ctrl を押しながら c を押す。
M-v ------- Alt を押しながら v を押す。(もしくは、ESC を押した後、v を押す。)
S-F1 ------ Shift を押しながら F1 を押す。
C-M-F12 --- Ctrl と Alt を押しながら F12 を押す。
            (もしくは、ESC を押した後、Ctrl を押しながら F12 を押す。)

ツールバーを表示

インストールしたばかりの xyzzy は、とってもシンプルなつくりだけれど、 「表示」→「ツールバー」の「標準」、「バッファ」(および「フレーム」)あたりのチェックを入れておくことが、 マウスを手放せないヒトにとっての幸せなのです。

フォントの設定

フォントを変更するには、「ツール」→「共通設定」→「フォント」で変更することができるけれど、 ここでいきなりフォントを変更しても、全てのフォントが変更されるわけではありません。 なぜならば xyzzy は、文字セットごとにフォントの指定ができるので、 とりあえず使うには、「ASCII」と「日本語」の両方を変更する必要があるのです。

フォントサイズについては、「ツール」→「共通設定」→「フォント」にある「ASCII以外のサイズはお任せ」 にチェックを入れておくと、全てのフォントが「ASCII」で設定されたサイズとなります。

いろいろと処理を中止

xyzzy の処理が停止しなくなった場合は、C-g 。これで処理が中止できます。


更新履歴

[2019/01/04]
・古いあたりをわずかに修正。もう少しちゃんと書いておきたいが、まぁ。
[2003/05/18]
・「つぎに」を解体して、一部をこちらに移動した。
[2003/02/09]
・「はじめに設定しそうなあたり」が全然はじめに設定しそうなあたりでなかったので、 削除した。あるとよさげなものは、他のページにいれとこうと思う。