バッファから指定したパターンにマッチする行を抽出します。
NetInstaller からインストールして、自動設定機能を利用していれば、 xyzzy を再起動するなりして設定を反映させればおしまいです。 （siteinit.l に自動設定機能の記述をしている場合は、ダンプファイルを作成しなおしてください）。
NetInstaller を使用していない場合、もしくは、自動設定機能を利用していない場合は、 outlinex.l のコメント文を参照ください。
M-x olx : 正規表現を指定して実行
M-x olx-selection : セレクションの文字列をキーとして実行
正規表現OFFで実行します。
M-x olx-flex : 正規表現既定値を使って実行
ローカル変数 olx-pattern に設定された正規表現で実行します。
モード毎に既定値を設定するなどして使います。(設定例参照)
M-x olx-reload : 前回の検索パターンで再度実行
outlinex バッファが存在している＆outlinex バッファがアクティブ
でない場合に実行すると，outlinex バッファを更新します。
M-x olx-dialog : ダイアログからパターンを指定して実行
単語単位検索，大文字小文字区別，分割方法を指定する場合は，
このコマンドで。
○F3 系占有設定例
;;; セレクションの文字列をキーとして実行 (非正規表現)
(global-set-key #\F3 'olx-selection)
(set-function-bar-label #\F3 "olx-select")
;;; 正規表現を指定して実行
(global-set-key #\S-F3 'olx)
(set-function-bar-label #\S-F3 "olx")
;;; ローカルな正規表現を使って実行
(global-set-key #\S-C-F3 'olx-flex)
(set-function-bar-label #\S-C-F3 "olx-flex")
;;; 前回の検索パターンで再度実行
(global-set-key #\M-F3 'olx-reload)
(set-function-bar-label #\M-F3 "olx-reload")
;;; ダイアログからパターンを指定して実行
(global-set-key #\C-F3 'olx-dialog)
(set-function-bar-label #\C-F3 "olx-dialog")
○既定値の変更
;;; 検索パターンの既定値
(setq-default olx-pattern "[■□●○◎◆◇]")
;;; 縦に分割する
(setq-default olx-vert-p t)
;;; 行番号の表示色
(setq *olx-color-line-number* '(:color 6 9))
○桃好きな方psearch愛好者向け
;;; psearch のような色付けをする
(setq *olx-coloring-like-psearch* t)
;;; psearch のような色付けをした場合の色設定
(setq *olx-attribute-like-psearch* '(:foreground 1 :background 2))
;;; psearch のような色付けを削除
(global-set-key '(#\C-c #\F3) 'olx-delete-attributes)
○モード毎の検索パターンを設定例
;;; lisp-mode
(add-hook '*lisp-mode-hook*
#'(lambda ()
(setq olx-pattern "^\\(;;;\\|(def\\)")
(setq olx-vert-p t)))
;;; html-mode
(add-hook 'ed::*html-mode-hook*
#'(lambda ()
(setq olx-pattern "\\(\\| +.*?>\\)")
(setq olx-coloring nil)))
以下は，psearch をロードした後に設定すること。
;;; psearch 実行時に olx の色を消す
(add-hook '*psearch-hook* 'olx-delete-attributes)
;;; olx 実行時に psearch の色を消す
(defun olx-delete-psearch-attributes ()
"outlinex: psearch の色付けを削除"
(when (fboundp 'psearch-delete-attributes)
(psearch-delete-attributes)))
(add-hook '*olx-pre-hook* 'olx-delete-psearch-attributes)
;;; 色を消したい時は psearch の色付けも同時に削除
(defun olx-delete-attributes-with-psearch ()
"outlinex: olx と psearch の色付けを同時に削除"
(interactive)
(olx-delete-attributes)
(olx-delete-psearch-attributes))
(global-set-key '(#\C-c #\]) 'olx-delete-attributes-with-psearch)
;;; olx-selection でポイントの文字列を取得
(setq *olx-use-psearch-get-string* t)
とか。
[Version 3.06] 2010-04-14 (水)
・olx-reload の際に，場合によりソースバッファのデータを壊してしまう
不具合を修正した。(T-T)
・抽出対象がなかった場合に，アウトラインバッファを削除しないようにした。
(リロード時に抽出対象がないと穴があくため)
・ノードに移動時，必ずソースバッファに移動するように。
・olx-rerun を追加した。昔の olx-reload と同じ。現在の olx-reload との
違いは，既にアウトラインバッファが存在する場合に，どちらがアクティブ
になるかだけ。
・その他細かな修正。
[Version 3.05.1] 2010-04-02 (金)
・psearch.l より先にロードすると，psearch-delete-attributes の export に
失敗する不具合を修正した(はず)。
olx-delete-psearch-attributes, olx-delete-attributes-with-psearch は，
必要に応じ初期設定ファイルで設定するように。
[Version 3.05] 2010-04-01 (木)
・ヒットした文字列が point より前にしかない場合にリストが作成され
ない不具合を修正した。
・正規表現を使わない場合，regexp t のまま指定文字列を regexp-quote
して実行していたが，regexp nil で実行するようにした。
・複数のフレームで実行すると表示が崩れてしまうので，ソースバッファ毎に
アウトラインバッファを持つようにした。
・dialogs.l から search-dialog と *search-dialog-template* を拝借。
- ダイアログから検索オプションを指定できるようにした。
- 検索オプションは，すべてバッファローカルな値として保持するようにした。
・psearch に改めて感化された。
- ポイントの文字列を取得できるようにした。(要 psearch)
- 色付けできるようにした。
*olx-coloring-like-psearch*, *olx-attribute-like-psearch* 追加。
- 色付け削除を考慮した。
*olx-pre-hook*, olx-delete-attributes, olx-delete-psearch-attributes,
olx-delete-attributes-with-psearch 追加。
・モード行に，検索オプションを表示するようにした。
[SWRE]─┬─ S or C : 大文字小文字を区別
├─ W : 単語単位で検索
├─ R : 正規表現
└─ E : エスケープシーケンスを理解
・olx-reload の挙動を多少変更した。(アウトラインの更新をそれらしく)
・縦分割を復活(--)。ついでに，ポップアップ表示するようにした。
olx-vert-p 追加。
・検索文字列を *minibuffer-search-string-history* に追加するようにした。
・上下ノード入替(olx-transpose-node-up と olx-transpose-node-down)を廃止した。
これで，ソースバッファを編集することはなくなった。
・olx-left-press(ダブルクリックで開く) は，デフォルトではキー割り当てをしない
ようにした。(マウス選択ができなくなってしまうので)
・その他細かな修正多数。
[Version 3.04] 2007-12-31 (月)
・MITライセンスにした。
[Version 3.03] いつ？
・検索パターンの設定方法を変更した。設定方法は，設定例を参考に。検索パ
ターンと着色有無は，以下のローカル変数で設定するように。
olx-pattern
olx-coloring
・以下の変数を削除した。
*olx-pattern-default*
*olx-coloring*
*olx-coloring-exception-mode*
*olx-flex-mode-list*
・行番号を削除できるようにした。(Jump はできなくなります)
・関数 outlinex を interactive でなくした。
・関数 olx-toggle-coloring を削除した。
[Version 3.02] 2005-02-03 (Thu)
・grep を使用すると，隠しバッファに対して実行できないようなので，やは
り自前でアウトラインを作成するようにした。(-.-)
・olx-scroll-up-both-window, olx-scroll-down-both-window を復活。(-.-)
[Version 3.01] 2004-12-09 (Thu)
・マーク＆削除マークの着色方法を少し変更した。
[Version 3.00] 2004-12-01 (Wed)
・スクラッチから書き直し，xyzzy の標準機能である grep を使用してアウト
ラインを作成するようにした。
・ライセンスを NYSL とした。
・モード毎の検索パターンを変数で指定できるようにした。
・上下のノードを入れ替えられるようにした。
（試作品:ソースバッファを編集します。）
・マークを付けたり，行削除とかできるようにした。
（ソースバッファは編集しません。）
・着色しないモードをあらかじめ指定しておくようにした。
・行番号は常に表示するようにした。
・左右に表示できなくした。
・需要のなさそうな検索コマンドを削除した。
・その他いろいろな機能削除を含む変更。
[Version 2.02] 2004/03/12 06:25:43 +0900
・行番号を text-attribute に持つようにした。
・キーワードの色付けをするようにした(適当)。
・ノード移動時にマークをつけるようにした。共通設定の「マーク行の行番号を反転」
にチェックを入れておくと，移動した場所がわかりやすいかも。
・行番号を表示できるようにした。（但し，行番号を表示すると，モードによっては
キーワードの色付けができなくなるものがありますのであしからず）。
・表示位置を切り替えられるようにした。
・olx-search では，キーワードを regexp-quote するようにした。
・ヘッダとフッタを削除した。
・かわりにパターンを表示したり，コピーしたりできるようにした。
・*outlinex-mode-hook* を作成した。
・*outlinex-default-size* を *outlinex-default-height* と *outlinex-default-width*
に分けた。
・*outlinex-colors* を *outlinex-buffer-colors* に変更した。
・キーバインドを変更した。（私が使ってないものを削除してしまった）。
・なるべく余計な処理をしないように。
・それらしいとこに移動するのをもう少しそれらしく。
・サンプルを少し変更。
・その他いろいろ。
[Version 2.01] 2003/04/19 13:52:37 +0900
・user パッケージに入れた。(__)
・関数名 outlinex を olx に変更した。
・psearch.l をまねて，olx-search を追加した。
・作成する対象がない場合は，アウトラインウィンドウを作らないようにした。
・スクロールマージンの既定値を 2 にした。
・サンプルの my-outlinex にちょっと追加。
[Version 2.00] 2003/01/25 22:02:28 +0900
・outlinex パッケージに入れてみた。
・モード毎に処理を判断するあたりを削除し，「設定例」に加えてみた。
・スクロールマージンを設定した。
・色付けを変更できるようにした。
・パターンにマッチする文字列が無かった場合に，エラーが発生するよ
うになっていたのを修正した。
・検索時に，マッチする文字列が無いと，カーソルが一人歩きしてしま
うのを修正した。
・outlinex-auto, *outlinex-make-and-move* 削除。
・その他いろいろ。
(snip)
[Version 1.00] 2002/08/18(日)
・初版作成。(おそらく)